正の無限大に発散する実数列は下に有界であることを証明せよ.
解答例 1
$(a_n)$ を正の無限大に発散する実数列とする.
実数 $R>0$ を任意に1つとると, ある番号 $N$ が存在して, $n\geq N$ を満たす全ての番号 $n$ に対して $a_n>R$ が成り立つ.
したがって, $a_1$, $a_2$, $\ldots$, $a_{N-1}$, $R$ のうち最小の実数を $L$ とおくと, すべての番号 $n$ に対して $a_n \geq L$ が成り立つ. すなわち, 数列 $(a_n)$ は下に有界である.
最終更新日:2011年11月02日